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2023.05.09

歯ブラシについて

歯ブラシについて

毎日の生活のルーティンで欠かせない歯磨き。そんな歯磨きに欠かせない歯ブラシについてみなさんはじっくりと考えた事はありますか?歯が生え始めてから一生を共にするこの小さな人類の発明品について本日は少しお話ししてみましょう。人類と歯ブラシとの関係は思ったより長い歴史があったのはご存じでしょうか?

人類の歯ブラシの歴史

人類の歯ブラシの歴史
<古代から現代にかけての歯ブラシ> 1. インド. 2. 西アフリカ. 3. 東アフリカ. 4. エジプト. 5. エジプト. 6. 19世紀, シルバー製の柄とカバーでできた歯ブラシ, 20世紀: ナイロンプラスチック製の歯ブラシ
Wellcome Images Keywords: Dentistry

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Wellcome Collection gallery (2018-03-21): https://wellcomecollection.org/works/x9x4ghsa CC-BY-4.0, CC 表示 4.0, リンクによる

歯ブラシの原型は、紀元前3000年頃の古代エジプトやバビロニア、中国などの文明で使用されていたとされています。当時は、糸や小枝、動物の骨やイノシシの毛などを使って歯磨きを行っていました。

具体的な歯ブラシの形状が登場したのは、紀元前7世紀の中国だとされています。この時期には、柄の部分に豚の毛を束ねたものが作られていました。その後、日本やヨーロッパに伝わり、16世紀にはイギリスで羊の毛を使った歯ブラシが発明されました。

1780 年頃、イギリスのクラーケンウェルのウィリアム アディスによって大量に歯ブラシが作られました。ここで、さまざまな形やサイズの歯ブラシが見られ、初めて人々が好きなものを選択できるようになりました。イギリス全土に歯ブラシの普及が広まった直後、1885年頃にはアメリカでも同じように歯ブラシの大量生産が行われ、多くの人が歯ブラシを利用することになりました。

そして、半世紀が過ぎた頃の1938 年、Dupont de Nemoursは今までのイノシシの毛をナイロン毛に変更した歯ブラシを発表しました。最初のナイロン製歯ブラシは、ドクター ウェストのミラクル歯ブラシと呼ばれていました。その後、アメリカ人は第二次世界大戦の兵士の衛生習慣の影響を受けました。彼らは、良好な口腔衛生の実践にますます関心を持つようになり、すぐにナイロン製の歯ブラシを採用しました。そしてこの時代が歯ブラシが最も発達したと言われており、現在私たちが使っている歯ブラシとほぼ同じ形状です。

歯ブラシの選び方

現在の多くの歯ブラシが販売されています。一般的な歯ブラシから電動歯ブラシ、様々な毛を用いた歯ブラシ等、持ち手となるハンドル部分の形状も様々です。歯ブラシを購入の際は本当に迷ってしまいます。みなさんはどのような基準で歯ブラシを選んでいますか?ここで歯ブラシの選び方のヒントを少し紹介いたします。

毛先の硬さ

歯ブラシの毛先の硬さは、自分の歯と歯茎の状態に合わせて選ぶ必要があります。歯茎が敏感な人や歯周病の人は、柔らかめの毛先の歯ブラシを選ぶことがおすすめです。

ヘッドの大きさ

歯ブラシのヘッドの大きさは、自分の口の大きさや歯並びに合わせて選ぶ必要があります。歯が密集している人は小さめのヘッド、逆に歯が離れている人は大きめのヘッドを選ぶと、効果的に歯垢を除去できます。

ハンドルの長さや形状

ハンドルの長さや形状は、手の大きさや持ちやすさに合わせて選ぶことが重要です。また、グリップのしやすさや持ちやすさにも注意しましょう。

使いやすさ

歯ブラシの使いやすさも重要なポイントです。自分にとって使いやすい形状や持ちやすさの歯ブラシを選ぶことで、より快適な歯磨きができます。

ブランドや価格

有名なブランドや高価な歯ブラシが必ずしも効果的とは限りません。自分に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。また、定期的に歯ブラシを交換することも忘れずに行いましょう。

歯ブラシの交換時期は?

歯ブラシの毛先は、使用するうちに徐々に広がり、屈曲し、劣化します。これにより、歯垢を除去する効果が低下し、歯肉炎や虫歯などの原因となりかねません。

歯ブラシの交換時期は、毛先が広がり始める前に、3か月から6か月に1回程度を目安に交換することが推奨されています。また、毛先が広がる前でも、病気にかかっている人や歯磨きに時間をかけることができない場合には、1か月から2か月に1回交換することがおすすめです。理由としては健康な人に比べて口腔内に細菌を多く抱える傾向にあると考えられているからです。

口腔内には常に多数の細菌が存在し、これらの細菌が歯ブラシの毛先に付着することがあります。特に、歯周病などの疾患にかかっている場合には、細菌数が多くなる傾向があります。

古い歯ブラシを使い続けると、細菌が増殖し、歯ブラシの毛先に付着している細菌が、磨くたびに口腔内に再び侵入することになります。これにより、口腔内の細菌数が増加し、口臭や口内炎、歯周病などの病気を引き起こす可能性が高くなります。 頻繁に歯ブラシを交換することで、口腔内の細菌数を抑え、口内環境を清潔に保つことができます。

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