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2024.02.22

歯周ポケットが深くなる理由

歯周ポケットとは

歯周ポケットとは

歯と歯茎の間には溝があります。健康な歯茎の溝深さは1〜3mm程度ですが、歯周病菌により歯茎が腫れたり、歯垢(プラーク)が溜まると、この溝がどんどん深くなってしまいます。この深くなった溝のことを「歯周ポケット」と呼びます。歯科医院で器具を使って計測することで、歯周ポケットの深さを知ることができます。

歯周ポケットが深くなると危険!?

歯周ポケットが深くなる原因

歯周病菌は歯垢の中の細菌で、歯周ポケットを深くする原因の一つです。不完全な歯磨きで除去されなかった食べかすや、歯と歯の間に溜まった歯垢からできた歯周病菌は、空気の少ない場所を好みます。そのため、空気の少ないポケット内に進行していきます。ポケット内で細菌が広がっていくことで、さらにポケットが深くなります。
またご自身だけではケアできなくなり、どんどん炎症が広がることも、歯周ポケットが深くなる原因の一つです。

歯周ポケットと歯周病との関係

歯周ポケットの深さと歯周病の進行は比例します。歯垢がたくさん歯の周りについている人は、歯周病の原因菌もお口の中にたくさん住んでいるということになります。

歯周ポケットが深くなったり、歯茎からの出血が見られる原因は歯周病が進行しているからです。歯周病とは細菌が原因で、歯の周り、歯茎や歯を支えてくれる骨(歯槽骨)が腫れたり、骨がとけてしまう病気です。

細菌が付着した歯茎の周りでは、体が細菌を退治しようとして免疫反応がおこります。この免疫反応によって、細菌と一緒に細菌の付着した粘膜は破壊されてしまうのです。これが歯茎の炎症の始まりです。そして、歯茎の炎症が進行すると徐々に炎症の範囲が広がり、歯を支えるあごの骨まで炎症がまわり、徐々にあごの骨も溶かされていきます。顎の骨まで炎症が進んでしまうと、歯が長く延びたように見えてきたり、歯が揺れてきたり、最終的には歯がグラグラになって抜け落ちてしまいます。

歯周ポケットの深さと歯周疾患の進行度

  • 歯周ポケットが3mm以下
    歯周ポケットは3mm以下がベストだと言われています。歯茎が腫れたり出血したり、歯肉が炎症している場合は「歯肉炎」の症状が出ています。
  • 歯周ポケットが4mm~5mm
    歯周ポケットが4mm〜5mmの状態は、軽度の歯周病です。歯の動揺もほとんどなく、根分岐部病変(歯の根っこの部分に細菌が感染して炎症が起こること)も、ほとんどありません。
  • 歯周ポケットが5mm~6mm
    歯周ポケットが5mm〜6mmの状態は、中等度の歯周病です。歯周病菌が、歯槽骨(歯を支える骨)に到達しており、歯の長さの1/3〜1/2程度、侵入している状態です。
  • 歯周ポケットが6mm以上
    歯周ポケットが6mm以上の状態は、重度の歯周病です。歯の動揺も目立ち、根分岐部病変も重度です。

歯周ポケットは回復するの?

歯周ポケットが4mm以上になると、セルフケアでは歯垢を取り切ることができません。そのため、歯科医院にて歯科衛生士のクリーニング(スケーリング・SRP など)が必要です。放置していると歯石の下の歯茎は歯ブラシを当てることもできず、歯石の裏側で歯周病の細菌が増殖する一方となってしまうのです。歯周ポケットを改善するために、歯周病治療を行いましょう。また定期的なメンテナンスを行うことで、口腔内の環境を清潔に保つことができます。

まとめ

今回は歯周ポケットが深くなる原因をご紹介しました。ポケットが深くなる理由である歯垢が長い間取り除かれずに歯の周りに溜まっていると、歯周病などの症状がでる原因にも繋がります。私たちと一緒に健康な歯茎を目指しましょう。お気軽にご相談ください。

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